もう太ってもいいと思うと、体重は増えない

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今日、行きつけのお店の店長さんと話していて、ひょんなことから、摂食障害の友達の話になりました。店長さんの高校時代のお友達に、チアリーダーをやっていた子がいて、その子はもともとスレンダーで素敵な子だったんだけど、「見た目が命」のチアリーダーを始めて、「太っちゃダメだよ」って言われているうちに、どんどん痩せていく。もう十分痩せているから、それ以上痩せなくてもいいよってまわりのみんなに言われているのに、もっとどんどん痩せていく。だから、みんながめっちゃくちゃ心配していたんですよ〜、その子に、いい治療方法があれば教えてあげたいなあ、という話。それを聞いて、わたしも同じだったから、その気持ち、すごくよくわかるなあと、思わず言ってました。

すでに、当人も、他の人に比べて、自分が痩せすぎているっていうのは気づいているんだけど、痩せたい気持ちが止まらないんですよね。最初は「もっと痩せたら、あの洋服がはいるようになるかも」とか「モテるようになるかも」みたいな軽い気持ちで、食べないようになるんだけど、そのうち、どんどん体重が減っていくのが快感になる。わたしの場合は、会社の偉い人に、女子の営業職は会社初の取り組みだから、期待してますよ、なんて言われちゃったもんだから、毎月ちゃんと予算たくさんクリアせんといかんなあ、とか、お客さんに説明するんだから、他社の商品のスペックも頭にたたきこんでおいて、とっさに言われても比較できるようにしておかないとなあ、っていろいろ当時はかなりテンパってました。(とほほ)
 
営業で、予算を人より多く上回るのは大変だけど、体重減らすのは、食べなければいいから簡単で、どんどん成果がでてしまう。認めてもらうために、売上を増やそう!がんばって売ろう!がんばって体重減らそう!みたいな(笑)どこに向かっていたんだか。体重が減ると、やけにすてきな爽快感やら達成感を感じて、すっきりした気分でした。
 
病院に通いながら、自分よりさらに痩せている人を見ると、「わたしは、あの人より太っているから病気じゃないもんね〜」と安心しつつ、他方で「わたしの方が太っているから、なんか負けた気がする、悔しい」みたいな気持ちがあって、自分の中ですごいせめぎ合い。
 
体重を増やして元にもどすのが、もう壮大な自分との対決でした。せっかく一生懸命体重減らして、目標達成したのに、誰も認めてくれないから、体重を増やさなくちゃいけない。これまでの反対をするわけですから、すさまじい葛藤がありました。お医者さんの指示通り食べても、身体の方が拒否してるから、少し食べただけで、身体が鉛を飲み込んだのように重くなるのを感じました。あ〜、なつかしい、実に、変わった体験だったなあと思います。
 
今のわたしは、やせることも太ることも、本当にどっちでもよくなっちゃった。たまに、無性に食べたい時があるんだけど、その時は、遠慮せず食べたいだけ食べます。食べたくなければ、何も食べません。仕事中は、眠くなるのが嫌なので、あんまり食べない。とにかく気持ちに任せる。体重計も、少なくとも半年はのってないな。不思議なことに、体重なんてどうでもいいと思うと、もう太ったりしない。
 
今、もし食べられない子に会ったらどうするだろうと考えてみました。まずは、しっかり抱きしめてあげるだろうな、痩せてても、太っててもどっちでもいいよ。食べても、食べなくても、それもどっちでもいいんだよ、好きなようにするのが一番大切。気がすむまで、好きなことやっていいんだよ〜、そんな風に言うと思う。
 
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今や、こんなこと書きながら、二個目の大福をほおばって、ほっぺをいっぱいにしているわたし。最初に食べたごま大福より、豆大福の方が断然美味しかった。

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