
強くなりたいと思うのは、男子だけではありません
女子は欲張りだから、
綺麗になりたい、可愛くなりたい、というのに加えて
強くなりたい、という願望もある。
自分の身を守れたらいいし、
いざという時、大切な人を守ってあげられると思うと、すごくうれしいから。
前々から、興味があったキック、トレーニングに行ってきた
偶然前の晩に、友人から、行きませんか?と声がかかって、
実は、すごくやってみたいと思っていたんだ、と参加を決めた。
最近、なぜか、こういうことが多い。
以前から興味があったけれど、やれていなかったことにチャレンジできるチャンスが
ふいに訪れる。
誰に教わるか
キックそのものにも興味があったんだけど、
今回5秒で、参加を決めたのは、トレーナーが今野顕彰さんだったからだ。
わたしは、今野さんと、ある合宿で知り合った。
これまでの、わたしの生活圏内に、キックボクシングをする知り合いはひとりもいなかったので、
お話をするまでは、どんな人なんだろうと、興味津々&ドキドキだった。
怖い人なんじゃないだろうか、
超エネルギッシュな人だと威圧されてしまうんじゃないかという不安
ところが、実際は、全然違っていた。
そのたたずまいは、やっぱりかっこいい
だけど、なんてやわらかい感じのひとだろう、というのが第一印象だった
その後、今野さんが、日々書かれているフェイスブックの文章を読んで、
そのお人柄のナチュラルさ、繊細さ、誠実さに感動してしまった。
参加した動機は、キックをしてみたかった、ことももちろんあるけど、
今野さんのトレーニングを受けたかった。
グーグルマップを見ても、デフォルトで道に迷う
完全に道に迷って遅刻してしまったわたしを、今野さんは、にこやかに迎えてくださった。
一緒に参加予定の方が、スタジオに到着しておらず、なんとマンツーマン!
いつもわたしは運がいい、と根拠もなく思っているんだけど、今回は、特にすごい。
トレーニングの場所は、とってもいい感じののスタジオだった。
お部屋の一面が鏡張り、それ以外の面には、大きな窓がたくさんあって、とても明るい。
明るいお部屋に、全身が映る鏡があるのって、それだけでも気持ちいい。
健康的な雰囲気。
自分の身体全体が映って、オープンになると、
心までオープンになって、どんどん開放されていくような気持ちになる。
まずは、普段どんな運動をやっていますか?という簡単な質問があった。
わたしは、平日の仕事では、朝から晩まで、椅子に座ってPCのモニターを見つめている。
目ばかりを酷使していて、身体をほとんど使っていない。
同じフロア内で、遠い方のおトイレに行ってみようとか、
昼休みに、近所の日枝神社の階段を登り降りしようとか、笑っってしまうレベルの運動量だ。
週に1度は、水泳にいきたいところだけど、仕事で遅くなることが多くて、サボり気味。
かなりの運動不足だ。
筋肉も、ほとんど動かしていないだろうと思う。
肩こりや、腰痛は、それほど深刻じゃないけれど、
ひとたび、疲れがたまると、ずんずんと腰や肩が重くなる。
まずは、ウォーミングアップの体操から
伸ばす部位を、しっかり意識しながら、ストレッチをやった。
ポーズをとる時、「◯◯が、のびている感じありますか?」と都度チェックしてもらえるので、
常にその場所を意識しながら、身体を伸ばすことができた。
伸ばすべき部位が、明確にわかると、
そこを伸ばした時、身体がどう微妙に反応するかを観察することができた。
ストレッチをやりながら、はだしの足で、木の床をつかむ感じが、すごく気持ちいいと思った。
小学校時代、わたしは、上履きが嫌いで、ずっとはだしで過ごしていた野生児だった。
はだしになると、子どもの頃の感覚がよみがえる。
いつもと違うことをやると、普段はとじたままの引き出しが、次々に開いていくのがうれしい。
グローブをはめて、パンチしてみる、キックしてみる
身体があたたまったところで、いよいよグローブをはめてみる。
これは、ドキドキする。
まずは、下に軍手をはめて、その上から白いグローブを装着する
グローブって、戦う道具のはずなんだけど、白くてころんとしていて、
綺麗だし、かわいいなあと思った。
実際にパンチする姿を動画で、iPhoneで撮影してもらった。
まったく知識ゼロの状態で、まずはやってみると
へなちょこパンチにキック。
夢中になってくると、
「はい、左」と言われて、左がどちらかわからなくなる(笑)
でも、なんだかどんどん楽しくなってきた。
マラソンで、15分を過ぎて、ペースに乗ってきたときの、あの感覚に似ている。
録画した動画を見ながら、いろんなコメントをもらった。
そのコメントの解説が、とてもわかりやすい。
今野さんは、人に教え上手だ。
次は、実際に、型の練習に入った。
パンチは、身体の軸を決めて、回転させるように動く。
左パンチ→右パンチ→戻る、でワンセットの練習を繰り返した。
テニスとか卓球でいうと、こういう素振りみたいな練習が、
没頭できるので、いちばん好き。
キックは、足をぐるんと回して、スネで思いっきりキックする。
頭で考えれば考えるほど、わからなくなるなと思った瞬間
ジャッキーチェンのカンフー映画の一場面がふっと思い浮かんだ。
なんだか、できそうな気がして、思いっきりキックしたら、ぱんといい音。
いいじゃん、とっても気持ちいい。
型の練習を経て、再度動画を撮った。
実際動き始めると、見事に型を忘れている(笑)
でも、1回目より、パンチにも、キックにも力が乗っていく感じがある。
パンチが、ぱ〜んとあたった瞬間、身体の奥から力が湧き上がってきて、
思わず、よっしゃーと言いたくなる。
動画は、こんな感じ。
褒めてもらえるとうれしい
ぱんちとkickの間中、今野さんに、大きな声で、「いいっすね〜。いいっすね〜」といってもらえて、とても気持ちがよかった。
実は、大人になると、褒めてもらえることはほとんどない。
当たり前だけど、特に会社はそうで、できないところを、もっとこうしようと言われることはあっても、
あなたは、◯◯ができてすごい、と褒められることはまずない。
そんな中で、◯◯がいいっすね〜と、たくさん褒めてもらえるのは、気持ちがよい。
もっと、もっと練習しようと、どんどんやる気が溢れ出す。
自分の好きなことを、楽しいと思ってやっているときに褒めてもらえるのは
最高に嬉しいものだ。
最後に、身体の調子を整える運動を軽くやった。
学生時代にやったような、腹筋と背筋、足などの運動だ。
腹筋と背筋の両方の筋肉を、バランスよく使っていると、腰痛などにもなりにくいらしい。
腹筋をやりながら、翌日は、さぞかし筋肉通になるだろう、期待している。
わたしは、実は筋肉痛が大好きだ。
筋肉痛は、筋肉がより強くなろうと頑張っている過程だと聞いたことがあるからだ。
もっと筋肉痛になって、もっと強い筋肉の人になりたい!
1時間半のトレーニングを終えて
- 爽快感
- 達成感
- リフレッシュ
- 開放感
- 高揚感
- ここちよい疲れ
- 集中
- 楽しい
この感覚を、すべて味わうことができるのは、キックならではだと思う。
特に、この日は土曜日の午前中に体験できたので、午後からさらにパワーアップして
たっぷり土曜のお休みを堪能できた。
キックを、平日の出勤前の朝だとか、土曜日の午前中に体験できると、
実に清々しい日がおくれそうだと思う。
興味のある方は、今野顕彰さんににご連絡を。