もっと味わおう

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お土産に買った蜂蜜が、あまりに美味しすぎて、ほぼ自分だけで食べている。
つまり、すでにこれは「お土産」ではなく、自分の「お買い物」と化しています(笑)
 
蜂蜜のビンの蓋を開けて、ビンの口に鼻を近づけて息を吸い込むと、爽やかな香りがぱあっと広がる。この瞬間が大好き。自然がはぐくむ食べ物の豊かさを感じるから。子供の頃、電車も通っていないものすごくド田舎に住んでいたのですが、シロツメクサがびっしりしきつめられるようにはえた野原にででんと腰をおろして、パンツが葉っぱのツユで冷たくなるのも気にせずに、四つ葉のクローバーを探したり、お花の冠をつくったり、何時間も緑の中で遊んでいた記憶が、ふわっと蘇ってきます。
 

ああ、食べ物や自然の香りって、昔の記憶と密接に結びついているんだなって思います。瞑想を始めて月日が経ってくると、心だけではなくて、食べ物や身の回りのものも自然に整えたくなります。それは、親から躾けられた「片付けなさい」とか「ちゃんとしなくちゃ」ではなくて、もっと自分の内側から溢れてくるようなゆったりとした願望。過去や未来の心配事に気持ちがざわざわすることがなくなってきて、感情や思考がクリアに整頓されてくると、自分の外側にあるものも自然に、自分に必要なものとそうでないものの輪郭がはっきりしてくるから、あっ要らないものは手放そう、そんな感覚。
 
例えば、わたしはお洋服が好きで、お手頃価格のものから高級ブランドまでいろんなお店を覗いてまわるのが楽しいのですが、最近は自分が買うべきものがあると、それだけくっきり色が浮き上がって見えるようなイメージ。そしてお洋服だけじゃなくて、喫茶店で本を読んでいる時に、ある時急に他のお客さんの会話が急に耳に入ってきて、あっ、その受け答え素敵ね、なんて思ったり。
 
自分が持っている自然な感覚をもっと大事にしたいなあと思います。企業にいると、合理的に判断しなくちゃ、効率的にこなさなくちゃ、これって正しいの?間違ってないか?っていう正しさを確認することばかりに一日中気が行ってしまって、日常のこと、美しいものを見ること、食べて味わうこと、人と言葉をやりとりすることを味わえていなかったなあと思います。感じたことを言葉に変えて、わたしそんなこと感じているのねってわかってあげたり、「おお、なんかおもしろそう、やりたい」と思ったことに従って動いたりすると、ストレスがフリーになっていく。もっと自然な流れに任せてみようと思います。

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